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OM1、OM2、OM3、OM4、OM5、OS1/OS2の違い・用途・規格と光コネクタの研磨方法について解説

こばやしJun 16th 2022より更新読了時間約1分

光の伝送経路によって光ファイバーは2種類に分かれます。それぞれは光ファイバーの狭い中心部を通る「シングルモード」と「一定の幅をもって通る「マルチモード」です。そして、帯域の違いにより、「マルチモード」にはOM1、OM2、OM3、OM4、OM5など、様々な規格・仕様が存在します。
OM1/OM2/OM3/OM4/OM5の違い・用途・仕様について、下記の図表をご覧ください。
種類(MMF/SMF)
コア径/クアッド外径
被覆
光源
最小モード帯域(MHz・km)
OS1
8~9µm
黄色
LED
/
OS2
8~9µm
黄色
LED
/
OM1
62.5/125µm
オレンジ
LED
200MHz*km
OM2
50/125µm
オレンジ
LED
500MHz*km
OM3
50/125µm
水色
VCSEL
2000MHz*km
OM4
50/125µm
水色
VCSEL
4700MHz*km
OM5
50/125µm
ライムグリーン
VCSEL
28000MHz*km
特徴・メリット
シングルモード(SMF)
マルチモード(MMF)
外径
125μm
125μm
コア径
9μm
50μmまたは62.5μm
伝送距離
長距離用(40km以上)
短距離用
光損失
低い
比較的に高い
通信速度
大容量かつ安定したデータ通信
短・中距離の高速通信
折り曲げの強度
折り曲げに弱い
折り曲げに強い
値段
より高価
安価
OM1、OM2、OM3、OM4、OM5マルチファイバーの伝送距離について
MMFの種類
1GbE
10GbE
40GbE
100GbE
OM1
275m
33m
/
/
OM2
550m
82m
/
/
OM3
/
300m
100m
70m
OM4
/
550m
150m
150m
OM5
/
550m
150m
150m
光コネクタの研磨方法については下記の図表をご覧ください:
研磨方法
形状(端面)
反射減衰量
コネクタ例
特徴
PC研磨
球面
25dB以上
SC、MU、FC、LC
ファイバーのコアが密着して接続できるように設けられ、接続部での反射を抑えることが可能です。フェルール同士が押し付けられる構造はバネによって実現された。
UPC研磨
球面
50dB以上
SC、MU、FC、LC
低反射研磨を通じて、PC研磨より低い反射減衰量を実現した。
APC研磨
斜め球面
60dB
MPO
斜めの球面に研磨したことで、反射光を外部に出射させ、反射を抑えることが可能。
光ファイバー減衰量
波長/仕様
850 nm
1300 nm
1310 nm
1550 nm
OM1
3.5 dB/km
1.5 dB/km
/
/
OM2
3.5 dB/km
1.5 dB/km
/
/
OM3
3.5 dB/km
1.5 dB/km
/
/
OM4
3.5 dB/km
1.5 dB/km
/
/
OM5
3.5 dB/km
1.5 dB/km
/
/
OS1 ISP(屋内プラント)
/
/
1.0 dB/km
1.0 dB/km
OS1 OSP(屋外プラント)
/
/
1.0 dB/km
1.0 dB/km
OS1 OSP(屋外プラント)
/
/
0.5 dB/km
0.5 dB/km
OS2 ISP(屋内プラント)
/
/
1.0 dB/km
1.0 dB/km
OS2 OSP(屋外プラント)
/
/
0.5 dB/km
0.5 dB/km