PoE VS PoE+ VS PoE++スイッチングハブ: どっちを選ぶ?
PoE/PoE+/PoE++の違い、スイッチの選び方について解説
Jul 1st 2022より更新読了時間約1分
近年から、IP電話、IPカメラ、無線アクセスポイントの普及に伴い、PoE(Power over Ethernetの略称、下記PoEと呼ぶ)は大きな進化を遂げました。IoTの活用、新たな通信規格及びそれに基づいて開発されるスマートデバイスなどの分野において、PoEの普及と発展は加速していくと予想されます。
PoE、PoE+、PoE++について

PoEとは何ですか? PoE技術は2003年にIEEE 802.3af標準で定義されました。当該標準に則ったPoEスイッチは、LANケーブルの2対ツイストペアだけを経由し、VoIP電話やネットワークカメラなどのPD(受電装置)に給電できます。さらに、PoEは技術進歩によって多くの規格に分類されます。PoE技術の詳細については 「PoE給電とは?おすすめのPoEスイッチをご紹介」。
IEEE 802.3af(PoE):IEEE EEE 802.3af標準規格によると、イーサネットの伝送速度に影響を及ぼさないまま、最大15.4ワットの給電規格が定められました。10M/100M/1000M Ethernetでは、4対のツイストペアのうち2対をデータ通信用に使用し、残りの2対はPSEを通して給電を行う。
IEEE 802.3at(PoE+):基本的に、IEEE 802.3atはIEEE 802.3afのアップデートともいえます。IEEE 802.3afとの互換性が高い割に、電力の供給力をIEEE 802.3afの2倍以上、つまり30ワットぐらいに高めることができます。
IEEE 802.3bt(PoE++):最新のPoE規格としてのIEEE 802.3btは2.5G/5G/10GBイーサネットに対応し、4対のツイストペアを同時に給電に使用することができます。また、IEEE 802.3btによると、タイプ3とタイプ4という二種類のPoEが分類され、それぞれの最大電力供給力は60ワット、100ワットです。
PoEスイッチ vs PoE+スイッチ vs PoE++スイッチの選び方

PoE +技術(IEEE802.3at標準)はPoE技術のアップグレードです。2009年に公開されました。目的のアプリケーションを実現するために、市場のPD(無線アクセスポイントなど)は、12.95W以上のPoEワット数を必要とする傾向があります。それを解決するために、高電力消費をサポートできるPoEプラス技術が登場しました。
